いつもMINIMac32をお読みいただきありがとうございます。Sho_Sakuです。
またまた、前回の投稿から時間が空いてしまいました・・・継続して記事を書くって、思っていたよりも難しいです。
さて、今日は僕が以前、実際に所有していたMINIについて書こうと思います。僕が乗っていたのは第2世代(R56)の「クーパーS」でした。
現在のMINIは第3世代(F56)の後期型で、第2世代(R56)もだいぶ古さを感じるようになりましたが、それでも第2世代にしかない魅力があるのでお伝えできたらなと思います。
中古で買ったチリレッドのクーパーS
僕が所有していたのは赤いクーパーS。ボディカラーはチリレッドという鮮やかな赤色でした。
人によっては、目立つボディカラーにはしたくないという人もいますが、とにかく赤が好きな僕にとって、赤いクルマに乗ることは何の問題もありませんでした。(むしろ、駐車場などで自分のクルマがどこにあるか一目瞭然なので、個人的にはむしろ目立ったほうが良いと思っています笑)
ルーフ(屋根)はホワイト、サイドミラーのカバーはモノクロのユニオンジャックカバーに変更されていました(基本はルーフとサイドミラーカバーは同色)。
スペックは以下の通り。
駆動方式 | FF |
乗車定員 | 4名 |
エンジン | 直列4気筒DOHCターボ |
車体寸法 | 全長3745×全幅1685×全高1430mm |
総排気量 | 1598cc |
最高出力 | 184ps |
最大トルク | 240Nm |
車両重量 | 1210kg |
タイヤサイズ | 195/55R16 |
意外と小さいボディ(実はトヨタのアクアより小さく100kgほど重い!)ですが、184psを発生させる1.6Lターボエンジンを搭載し、加速のフィーリングは文句なし。2000回転を超えたあたりからターボが効き始め、そのままどこまでもスピードが上がるのではと思うほどの小気味良い加速をしてくれます。
これはクーパーSならではの魅力です。下位グレードに位置するクーパーやONEにはターボチャージャー(過給機)が設定されていません。上位グレードであるクーパーSだけが(正確に言えばJCWにも設定されていますが)、このスポーティなフィーリングを味わうことができるのです。
また、MINIのハンドリングも非常に特徴的です。MINIの乗り味は「ゴーカートフィーリング」と称されますが、まさにその通りだと納得してしまいました(実際にゴーカートに乗ったことは無いのですが笑)。ステアリングを切ればすぐにクルマが反応してくれ、それまで乗ったどんなクルマとも異なる感覚で、カーブを曲がったり車線を変更するのが非常に楽しかったのが印象的でした。
国産車に比べるとハンドル操作は多少重く感じますが、それは逆に言えば安定した操作ができるということで、国産車のようなパワステが効いた軽いステアリングとは非常に対照的です。
目的地を決めなくてもとりあえずドライブに行きたくなる、本当に楽しいクルマだったことは間違いありません。
なぜクーパーSを選んだのか
第2世代のハッチバックには4つのグレードが存在します。ベースグレードのONE、ONEよりも装備を充実させたクーパー、スポーティな装備をまといターボチャージャーで出力もアップしたクーパーS、そしてスポーツコンバージョンタイプのジョンクーパーワークス(JCW)。
僕が選んだクーパーSは、MINIの通常ラインアップでは最上位となります。一応、ジョンクーパーワークスというグレードがありますが、こちらはかなり「スポーツ走行向けに振った」仕様となっており、エンジンや排気系(マフラー)はもちろん、足回りや座席シートに至るまで、サーキット走行をしても全く問題ないレベルとなっており、完全に別グレードとして扱って良いと思っています(実際、カタログでもJCWだけ別になっている)。
実際、クーパーSの装備に不満はありませんでした。外観は、ボンネットにダミーのエアインテーク(エンジンルームに空気を取り入れるダクト。実際は、穴が開いていないため雰囲気作りだけ)があったり、リアスポイラーが装着されていたり(これはオプションだったかも)、マフラーがセンター2本出しになっていました(クーパー以下だと、片側1本出し)。マフラーエンドが2つあるのって、結構カッコいいんですよ。あと、フューエルリッド(給油口の蓋)がメッキになるのも、クーパーS以上ですね。
内装でいうと、ハンドルにパドルシフト(意図的にギアチェンジができる装備)がついており、マニュアルモードにすることで擬似スポーツカー体験もできます(個人的に、このパドルシフトは外せない装備)。エアコンもオートでした(ONEは温度・風量の設定が、アナログなダイヤル操作のみ)。
第2世代の特徴で挙げると、クーパーS以上に装着されるターボチャージャーです。これが、クーパー以下との決定的な違いです。クーパーのエンジン出力が1.4L 122psに対し、クーパーSは1.6L 184psとなっています。たった0.2Lで60psほど異なるのは、やはりターボのおかげですね。
スペックのところでターボについては少し触れましたが、このターボのおかげでクーパーSというキャラクターが確立されていると言っても過言ではありません。エンジンが2000〜3000回転を超えると、ターボが効き始め、びっくりするくらい加速して行きます。初めて乗った時は「一体何キロまで出てしまうのだろう」と不安になるくらいでしたが、気づくとこの加速感の虜となっていました笑
この辺りは、クルマが好きな人の中でも意見が別れるところで、NA(自然吸気)のナチュラルな加速感を好む人がいれば、ターボやスーパーチャージャーの過給機によるドーピング的なスピードが好きな人もいます。いわゆるクルマ界の「きのこの山・たけのこの里戦争」みたいなものですね笑
ただ、個人的にこのクーパーSのターボ感は、ターボ車に初めて乗った僕にとって非常に魅力的であり、MINIにハマったきっかけの一つであることは間違いありません。
上位グレードを選ぶ理由
一度でもクルマの購入を検討された方ならおわかりだと思いますが、上級グレードになるほど装備は充実していきます。ベースグレードはエントリーモデルとしての位置付けであることが多く、快適さや利便性を求めるのであれば1つ上のグレードに、さらなる豪華さや充実した装備が必要ならばその上のグレード、と選べることがほとんどです。
その中で、クルマを移動手段として割り切る方は、ベースグレードが一番コスパが良いと思います。今のクルマはベースグレードでも必要最低限の装備が付いていますからね(エアコンやオートウィンドウなど)。
しかし、クルマが好きで好きで堪らない人にとっては、そうはいかないでしょう。自分にとって満足できる1台に乗ろうとすれば、自ずと上位グレードを選ぶことになるかと思います。もちろん上位グレードが必ずしも優れているとは限りませんが、クルマに移動手段以上の「何か」を見出している人に対する選択肢の一つとして必要だと、個人的に考えています。
第2世代(R56)のメリットとデメリットとは
ちょっと話がまとまらなくなりかけてきたので、最後に僕が実際に所有して感じたR56の良いところともっとこうだったらいいのになぁというポイントをまとめたいと思います。
【メリット】
- デザインがカワイイ
- デザインとは裏腹に意外とスポーティな走りをする(特にクーパーSとJCW)
- クルマに詳しい人でなくても「MINI」だと認識できる(これはMINI全てに総じて言える)
- 型落ち(現行は第3世代)なので、中古が安い
- サイズがコンパクト(運転しやすい)
- カワイイ(←大事なことなので2回言いました)
【デメリット】
- 修理の際の費用がかかる(輸入車全般に言えること)
- 国産車に比べると、維持費用が少し割高
- ガソリンはハイオクのみ(これも輸入車全般に言える)
- 前期型だと、後々修理が必要になることがある
- MINIが好きすぎて辛くなることがある(←こうなるとかなり重症笑)
ということで、僕が乗っていたR56のクーパーSについて、つらつらと書いてみました。改めて読み返すと、自分がどれだけMINIが好きか、若干引いてしまうくらいですね笑
でも、それくらいMINIには魅力が詰まっていますし、第2世代以外のMINIにもそれぞれの魅力があります。第3世代になれば、搭載されているテクノロジーがより新しくなり操作性も高くなっていますし、BMWとベースを共有したことでクルマとしての完成度も高くなっています。
少しでもMINIの魅力をお伝えできていれば嬉しい限りです。個人的に、再度クルマを買う時は本気でR56とF56で迷ってしまいそうです。デザインをとるか、性能をとるか、今から頭を悩ませています笑
そのうち、第2世代と第3世代についてしっかり調べた比較記事も書けたらいいなと思っている今日この頃です・・・
それではまた!
コメントを残す