僕のサイトに来てくれる人のことを考えてみた

さて、今回はこのサイトに来てくれる人に関わることを書いてみようと思います。
妻に薦めるクルマのことを考えていた時に、そもそもこのサイトに来た人のことを考えていないのでは・・と思ったので、改めて今回はどんな人に向けて情報発信をしていくべきなのかを考えてみたいと思います。

クルマ好きの人ってどうしてもクルマの性能(排気量とか馬力とか)や装備について力説したり、専門用語を使ったりすることが多いですよね。

もちろん、そういうクルマ好きな人がいるのも事実ですし、僕もそんな話で盛り上がることもよくあります。
ただ「V12の5.2Lツインターボエンジンが725馬力で〜」とか「カーボンファイバー製のモノコックシャシーが〜」みたいな話は、
クルマ好きにとっては楽しい話であっても、クルマのことをよく知らない人やこれから乗る人にしてみれば、何を言っているのかよくわからないんですよね。

クルマの知識がない頃は僕もそうでした。「フェンダー?ギターのメーカー?」「リアガーニッシュって?なんか美味しそうだよね」みたいな感じで笑(ちなみに美味しいのは「ガナッシュ」)
クルマに限らずどんな趣味でも深くハマって知識を得ると、それを誰かに伝えたくなることがあると思うんです。
それ自体は悪いことじゃないのですが、クルマに興味がない人にひたすら話したり、上から物を言ってしまうと、どうしても悪い印象になってしまいます。

僕はクルマが好きで、乗るのも見るのも話すのも好きです。環境問題や趣味の多様化で「クルマは単なる移動手段」みたいな認識が広まっているようですが、実際、クルマ好きの人ってまだまだいるんですよ。

クルマ好きに会って話すと、みんなクルマを「移動手段」としては見ていないことが多いのにも気づきました。それぞれ「家族」「恋人」「相棒」のような存在としてクルマと過ごしている、そんな風に感じることが多かったです。

ちょっと前置きが長くなってしまったので、この辺でやめておきますが、このクルマに乗れてよかったと思えるような
そんな出会いを増やすことに少しでも関われたら、こんなに嬉しいことはないよなぁと考えています。
では、このサイトってどんな人に向けて情報発信するべきなのか、僕が作りたいサイトってどんな場所なのかを書いていこうと思います。

目指すのは、これからクルマに乗る人の「?」がわかる場所!

クルマに乗るのが初めての人、周りにクルマに詳しい人がいない、そんなビギナーさんたちに向けて寄り添えるような、そんなサイトを目指していこうと考えています。
自分に合ったクルマの選び方が知りたい!とか、メンテナンスってどうすればいいの?みたいな質問はもちろん
ちょっとクルマに興味が出てきた人向けの、少しマニアックな小ネタみたいなものを提供できたら良いなぁと思っています。

クルマ好きに限らず、何かの専門知識を持っている(=いわゆる「オタク気質」な)人が陥りやすいのが「専門用語やスペック(性能値)」など得意げに話すということです(ブーメランのように自分に刺さっている気がする・・・)。
「あのフェンダーの膨らみが良い」とか「個人的には先代のデザインの方が好きなんだよねぇ」みたいな(笑)

でも、これからクルマのことを知ろうと思っている人にとっては、意味不明な呪文にしか聞こえません。
本当に知りたいのは「このクルマとあのクルマではココが違う」「〇〇の良さはここ、そして△△の良いところはこれ」みたいな情報です。

初心者の人はそのジャンルに関する情報をほとんど持ち合わせていないので、何が良いのか悪いのかもわからないですよね。
なので、まずはそれぞれの「違い」を明確にして「判断材料」を伝えるべきだと考えてます。

とはいえ、クルマのカタログや情報誌には専門用語が当たり前のように使われているので、そういった「難しい言葉」の解説なんかもできれば良いなぁと。
例えばタイヤサイズって数字が並んでてわかりづらい、クルマを買い替えたら自動車税が5000円も上がった!なんで?とか。

今のクルマ好きの多くが、男性、かつ比較的高い年齢層なので、ある程度クルマに興味があることを前提にして情報発信されているように感じます。
僕みたいはクルマ好き(オタク)は、知らない言葉が出てくるとすぐに調べてしまいますが、
ビギナーの多くが「わからない→難しい→好きじゃないかも」と車から距離を置いてしまうのではないでしょうか。

よく「車離れ」と言われますが、実はクルマ(に関わる)業界の方がユーザーから離れていったのだと、僕は思っています。
だからこそ、クルマに乗る楽しさを知ってもらえるように、まずは「わかりやすさ」をモットーにして
発信していくことを心がけようと考えています。

具体的には、20〜30代の若い人向けのクルマ初心者に向けて!

「わかりやすさ」を掲げたわけですが、じゃあおじいちゃんおばあちゃん向けのサイトにしてもあまりニーズが無いと思うので(笑)、
僕が決めたのは『20〜30代』の比較的『若年層』のクルマユーザー(予備軍を含む)をターゲットにします。

僕自身、クルマに乗り始めたのは社会人になってからで、通勤で半強制的に乗らなければいけない状況になったわけです。
10代の中高生向けにしなかった理由は、この年代からクルマ好きであれば僕より全然知識があるような気がしたからです(笑)

それに、社会人になるとある程度行動範囲が決まってくるので、クルマ好きが近くにいなかった時に交友関係の幅を広げるのが意外と難しいと思ったからですね。
基本的には男女問わず、新社会人から初めてのお子さんができたくらいのファミリー層をメインにしていくつもりですが、できるだけ「女性にわかりやすい」ことを重視していきます。

なので、単なるクルマの情報だけじゃなくて、ドライブに行きたくなるような美味しいお店やお出かけスポットなども紹介していきたいですね。

クルマに興味がある人が「それは知らなかった!」と思う情報も!

そしてビギナーさんだけじゃなくて、クルマに乗り始めて興味が出てきてもうちょっと詳しく知りたいんだよなぁ、って考えている人に向けても参考になる情報をお届けできたらと考えています。
例えば「この車種の前期型と後期型でここが違うんです」とか、「スーパーチャージャーとターボチャージャーの違いは・・・」みたいな。

僕自身、暇さえあればMINIの情報まとめサイトを毎日チェックしたり、輸入車専門の情報誌を買ったりしてとにかくいろんな情報をかき集めてクルマについて勉強してきました。
メカニックではないのでクルマの細かい仕組みまではわからないですが、その辺はこのサイトに訪れてくれる人たちと同じ目線になって、一緒に勉強していこうというスタンスですね。

基本的に新しい情報は常に取り入れようと思っていて、最近はお昼休憩にYouTubeでクルマの動画を見てることが多いです(笑)
ロペライオって高級輸入車専門店さんが投稿している紹介動画で、実際の売り物をインプレッションしてるんですが
クルマの良いところだけじゃなくネガティブなポイントもきちんと説明(というより感想に近い)してくれていて、非常に好感が持てるんですよ。

これってなかなかできることではなくて、正規のディーラーさんだとなるべく自社のクルマを買ってもらうために良いところばかりをアピールする(他社製品を敢えて悪く言う)ことが多いですが、
ロペライオさんは「このクルマは前期モデルからヘッドライトが曇りやすい」とか(笑)、「カッコいいんとは思うけど、私は乗らない」(爆)とか言っちゃうんですよ。

こういった正直な意見は、一見売る気があるのかと思われがちですが、そんな人が本気で薦めるクルマなら乗ってみようと思いませんか?
綺麗事しか言わない人よりも、物事をはっきりと言う人の方が案外信頼されるものです。。

ちょっと話がセンターラインをはみ出したので戻しますね。

クルマを所有することは、自分の心を「豊かに」してくれる

こんなことを言っても理解してくれる人がどれだけいるのかわかりませんが、僕は本当にそうだと思っています。
クルマはただの移動手段ではなく、現トヨタ自動車社長の豊田章男氏も「数ある工業製品の中で『愛』がつくのはクルマだけだ」と言っているように、クルマはその人にとって特別な存在になれるものなんです。

トーヨータイヤのCMで、お店から出てきた赤いドレスの綺麗なお姉さんが赤いビートルにキスをするシーンがあったのですが
あれはまさに僕が考える愛車とオーナーの理想像ですね。

愛車で出かける前には「今日もよろしくね」と言いたくなるし、ドライブから帰ってきたら「お疲れ様」って労いたくなるものです。
洗車してピカピカにしてあげれば「オレのクルマ、カッコいいなぁ・・」ってしみじみ眺めちゃうくらいにはクルマが大好きですね(笑)

そんなことを思えるくらいの一台と出会えることは簡単ではないかもしれません。でも、そんなクルマに出会えたらきっと楽しい毎日が送れると思いませんか?
なくても困らない(少なくとも首都圏では)けど、あったら絶対楽しめる機会が増えるなら、僕は絶対にクルマに乗るべきだと考えています。

ちょっと熱くなってしまいましたが、僕の今後の方針も明確になったので、それを心に留めてたくさん発信していきますね。

それではまた!
次は奥さんに乗って欲しいクルマ【輸入車編】をお送りする予定です!!