クラシックミニが現代に蘇った?1400時間をかけてハンドメイドで製作されるミニの正体とは!?

いつもMINIMac32をお読みいただきありがとうございます!Sho_Sakuです!

昨日はワーゲン・ビートルが登場する映画についてお話しましたが、今回はビートルよりも日本で人気が高い「ミニ」に関するお話です。

今、この時代に売られているミニはBMWが製造していますが、元々はBMCという英国の企業が開発・製造したものがその始まりです。
石油危機をきっかけに、経済的(小排気量)でありながら居住性と操縦性を併せ持つクルマとして生み出されたのが「ミニ」なのです。
そんなミニがデイビッド・ブラウン・オートモーティブの手によって新たに命を吹き込まれました。クラシックでありながら、最新の技術を盛り込んだ「新しくて古いミニ」について、皆さんにご紹介したいと思います。

 

デイビット・ブラウンが蘇らせた「ミニ・リマスタード」

今回デイビッド・ブラウン・オートモーティブが製造するのは「ミニ・リマスタード」と呼ばれます。リマスターとは、本来音楽などを最新技術で再録することを指しますが、

デジタルリマスター英語: Digital remastering)とは、過去の映画音楽などを、最新のデジタル技術を用いて、再度マスタリングを行う(リマスタリング)作業(及び作業されたもの)のことである。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/デジタルリマスター

クルマのリマスター版ということで、ベースはクラシックミニとなっていますが、いったん全てを分解し再度組み立てるという非常に手間をかけて製造されるようです。さらにほとんどのパーツが置き換えられ、残るのはボディ・エンジン・トランスミッションのみとなります。
スチールが使われていた金属パーツはアルミに変更され、ライトはLEDへと換装されるとのこと。

外見はクラシックミニそのままですが、中身はほぼ新車といって差し支えないですね。
ただ、ここまで手間をかけるとなると気になるのはそのお値段。

ほぼハンドメイドで組み立てるそのお値段は・・・1500万円!!

ボディ・エンジン・ミッション以外は全てオリジナルパーツへと変更され、しかもそれを手作業で行うため、かかる費用はおよそ1500万円になるとのこと!(ポルシェ・911とか日産・GT-Rが買えちゃう・・・)。

 引用:https://www.davidbrownautomotive.com/mini-remastered/

ボディカラーはもちろん、ルーフや内装のレザーもいくつかの色から選ぶことができ、ホイールデザインも6種類も用意されています。クラシックミニはホイールデザインがかわいくて良い。そしてやっぱり赤が好き。

インテリアも基本的にクラシカルな雰囲気を踏襲していますが、各所に高級感ある装備が散りばめられています。エアコン系のスイッチ類やペダル(アクセル・ブレーキ・クラッチ)はアルミになっていて、エンジンスタートボタンもプッシュ式となっています。
ダッシュボードにはカーナビが備え付けられ、リモートキーもデイビッド・ブラウンのロゴが入ったスタイリッシュなものが与えられています。こんなオシャレなキーうらやましい。

ミニらしい「走り」を楽しみたいオーナー向けのハードモデルも

このリマスタードでは、もっとスポーティな走りを求めるクルマ好きのために「OSELLI Edition(オセリ・エディション)」が用意されています。その仕様はエンジンから吸排気系、サスペンション、ブレーキ、ホイールまでグレードアップしたバージョンになっているそう。
オリジナル仕様のエンジン排気量は1275ccですが、オセリエディションは1420ccまでボアアップされているとのこと。
あの小さなボディに1.4Lのエンジンを積んだら、それは楽しいこと間違いないですね。

そもそもミニにそんなハードモデルって必要なの?と思うかもしれませんが、実はその「走り」に関しても多くのファンがいます。いわゆる「ゴーカートフィーリング」と呼ばれるハンドリングです。
実際に走って楽しいからこそ、生産終了から20年経った今でも人気があるのですね(やっぱりクルマは走ってこそだと私は思う)。

クラシックミニのカスタマイズの中には「カフェレーサー」と呼ばれるスパルタンなものも存在するので、こういったハードコアなモデルもニーズは高いのでしょう。
個人的にも、見た目がかわいいのに中身はけっこうやんちゃ、みたいなクルマに惹かれるので一度乗ってみたいクルマの一つでもあります(MINIのJCWとかアバルト595とかも欲しい)。

生まれ変わったクラシックミニ、それがミニ・リマスタード

今なお人気の高いクラシックミニを、ミニが生まれた英国のブラウン・オートモーティブが生まれ変わらせました。貴重なクルマであることは間違いなく、また日本から注文できるかわからないので(ただ調べていないだけ)、お目にかかるチャンスがあるかは分かりませんが、見つけたら是が非でもカメラに収めたいと思ってます!

あー、早くしないとクラシックミニ自体、どんどん無くなっちゃうよなぁ。。
頑張ってお金貯めて買えるように頑張ろう・・!

Via:https://www.davidbrownautomotive.com/

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